知り合いから、使っているメールアドレスがBackscatterer.orgという、いわゆるブラックリスト(ブロックリスト)に登録されてしまったみたいだ、という相談がありました。
どういった経緯でブラックリストに登録されたか分かりませんが、せっかくなので解除方法というかBackscatterer.orgの解説をしたいと思います。
※ここではブロックリストではなくブラックリストで統一します
スポンサーリンク
Contents
DNSBLとは
DNSBLとは、インターネット上で(一部の人々が)防ぎたいIPアドレスの一覧をソフトウェアが扱いやすい形式で公表したもの。DNSブラックリストとも。Domain Name System (DNS) 上に構築された技術であり、DNSBLは主にスパムに関係するアドレスの一覧を公表するのに使われている。たいていのメール転送エージェント(メールサーバ)は、この一覧上にあるサイトから送られてきた電子メールを拒否したりフラグを付けたりするよう設定することができる。
Wikiペディアから引用
要は、ブラックリストを管理している団体が配布しているリストのこと。
レンタルサーバー会社や携帯会社がこの団体が管理しているブラックリストを使い、該当のドメインをはじいてる訳です。
ブラックリストの確認方法
ブラックリストを確認できる主要サイトです。
ブラックリストになっているIPアドレスを入力すれば、どのブラックリストに該当しているかすぐに分かります。
今回はBackscatterer.orgの話なので、詳しい使い方は別の機会に。
- http://whatismyipaddress.com/blacklist-check
- http://mxtoolbox.com/blacklists.aspx
- https://www.spamhaus.org/
Backscatterer.orgのブラックリスト解除は無料で解除できない!
結論から言うと、このBackscatterer.orgというDNSBLは手動でのブラックリスト解除は無料ではできません。
そうなんです。下記の画像を見てもらえれば分かりますが、解除を依頼したい場合はお金を払う必要があります。その金額はなんと109ドル(US)!

DNSBLはいくつもありますが、Backscatterer.orgのようにお金を払わなければ(寄付するが正しいかも)すぐ解除してくれないところも多いです。
ただし、画面下部には4週間経てば自動で解除される旨が記載されているので、4週間待てる場合は待ちましょう。
しかし、仕事で使っているメールだと4週間も待てませんよね。
Backscatterer.org以外のブラックリストの解除をしよう!
お金を払うのはちょっと・・・という人は、とにかく他のブラックリストの解除を行いましょう。
これは個人的な感想ですが、登録されたブラックリストが1つだけならメールが送信できることが多いです(私だけかもしれないのですが)。
必ずしも「1つのブラックリストに載っている=メールが送信できない」ということではなさそう。
※レンタルサーバー会社や携帯会社がBackscatterer.orgのブラックリストを使っていたらもちろんメールの送信はできません
メールの運用方法を見直そう!
ブラックリストに登録された場合、サーバーがスパムメールの踏み台になっていないか、もしくはメールの運用方法が間違っていないか、この二つを疑います。
今回はメールの運用方法に問題がありました。
・迷惑メール報告数が多い
・配信エラーが多い
・退会申請してもメールが届く(メールマガジンなど)
上記に当てはまるとほぼ確実にブラックリストに登録されます。
この運用方法を見直さないと、解除してもまたブラックリストに登録され無限ループに陥ります。
Backscatterer.orgのブラックリスト解除方法のまとめ
- 無料での解除は手動ではできない
- 4週間待てばブラックリストから自動で解除される
- 109ドル(US)を払えば即解除してくれる
- 解除後は根本原因を解決しよう
以上、Backscatterer.orgのブラックリスト解除方法でした。
Backscatterer.orgのブラックリストに登録されてしまった人は、ぜひ参考にしてみてください。
コメントを残す