Macの動きがもっさりと重かったので、Mojave(モハベ)をクリーンインストールしたら無事解決しました!
その後、TimeMachineのバックアップから復元し、動作も非常に軽くなり、現在は何事も無く快適に使えています。
PRAMクリアをするかクリーンインストールをするか迷ったのですが、一度OSをまっさらな状態にしたほうが、より良いのかなと思い、今回はクリーンインストールを選択。
実はクリーンインストールをすること自体初めてだったので、自分自身の備忘録も含めて書きたいと思います。
もし、私のようにMacの動きが重かったり遅かったりした場合は、是非参考にしてくださいね。
本手順はOSを丸っと削除し、新たにOSをインストールする方法です。
大切なデータを失わないようにするため、作業前は必ずバックアップ(TimeMachine)を取りましょう!
また、作業は自己責任のもとで実施してください。

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Contents
Mojaveをクリーンインストールすることになったきっかけ
実は先日、使いたいアプリがMavericksに対応していなかったので、MacBook AirのOSをMavericksからMojaveにアップグレードしたんですね。
Mojaveへのアップグレードは何事もなく完了したのですが、Macの動きがもっさりと重くなってしまったのです。
重くなったと感じたのは
- Macの起動に時間がかかる
- 各アプリの起動に時間がかかる
- 文字入力時のタイムラグ
主にこの3つ。
さらに、その他に感じたのは
- 本体底面が熱くなる
- バッテリーの持ちが悪い
この2つ。
特にひどく感じたのは文字入力時のタイムラグです。
症状は「キーボードから入力→2〜3秒フリーズ→カーソルが動く→キーボードから入力→2〜3秒フリーズ→カーソルが動く→(以降、繰り返し…)」、入力する度に待たなきゃいけないのが苦痛でした。
本体背面も普段より熱くなるし、バッテリーの持ちも悪くなったように感じました。
原因は分かりませんが、おそらく新しいOSにアップグレードしたからでしょう。
MacOSをアップグレードした後は、動作が重くなるという報告が多数ありますからね。これもアプリを使うためだと割り切り、Mojaveのクリーンインストールをすることに決めました。

ちなみに私が使っているMacBook AirはMid2012なので、結構古い機種です。
公式サイトを見ると、MojaveはMid2012以降の機種じゃないと対応していないということなので、アップグレード前に使っているMacがMojaveに対応しているかちゃんと確認してくださいね。
MacBook Air (11-inch, Mid 2012) | |
---|---|
SSD | 128GB |
CPU | 1.7GHzデュアルコアIntel Core i5 |
メモリ | 4GB |
グラフィック | Intel HD Graphics 4000 |
出典:Apple Inc
※作業前に必ずTimeMachineでバックアップをとりましょう!
クリーンインストール前に必要な情報をメモしておく
「バックアップをとっているから絶対安心!」といかないのがパソコン。

せっかくクリーンインストールしても、iCloudやGoogleなど普段使っているアプリにログインできない、なんてことがないようにしましょう。
クリーンインストール後に必要になる代表的な情報を以下に記載したので、IDとパスワードはメモしておきましょう!
- Apple ID
- 2ファクタ認証デバイス
- 各クラウド用アカウント
- 無線LANの場合はWi-FiのSIDとPW
なお、2ファクタ認証を使っている場合は、認証デバイスが必須です。おそらくiPhoneやiPadに設定してあると思うので、お手元に用意し作業に取りかかってください。
また、AC電源から充電しながら行いましょう。

既存データの削除
TimeMachineでバックアップをとったら早速作業開始です。
まずは既存のデータを全て削除する必要があります。
電源が入っている場合はシャットダウンしておきましょう。
1.「Command+R」を押しながら電源をON
クリーンインストールする場合はリカバリーモードでMacを起動(Command+Rを押しながら電源ON)する必要があります。
2.「ディスクユーティリティ」を選択し「続ける」をクリック

3.左ペインから「Macintosh HD」を選択し画面上部のメニューバーから「消去」をクリック

誤って外付けHDDなどを消去しないようにMacから外していたほうが無難ですね。
4.SSDなのでフォーマットが「APFS」になっていることを確認し「消去」をクリック

ここで消去ボタンを押すとすぐに消去が始まります。バックアップとってますよね?
5.削除完了を待ちます。

6.消去が完了したら「完了」をクリック

消去は128GBのSSDで3分もかかりませんでした。おそらくindexを消しただけなのでしょう。
と言っても中身は見えない状態なので消去には変わりありません。
7.メニューバーから「ディスクユーティリティを終了」をクリック

消去が終わったらディスクユーティリティを終了。
ディスクユーティリティを終了すると、最初に表示された「macOSユーティリティ」に戻ります。
次はMojaveのクリーンインストールです。
Mojaveのクリーンインストール
データの消去が終わったので、次はMojaveのインストールです。
上記からの続きだと「macOSユーティリティ」の画面になっていると思います。
1.「macOSを再インストール」を選択し「続ける」をクリック

2.直前まで使っていたOS(今回はMojave)であることを確認し「続ける」をクリック

3.使用許諾契約をよく読み「同意する」をクリック

4.「同意する」をクリック

5.使用するSSDを選択し「インストール」をクリック

私は「Macintosh HD」ですがほとんどの方も同じだと思います。
6.インストールが終わるまで気長に待ちましょう

インストールが無事に終わるとようこそ画面が表示されます。
7.ようこそ画面にて「日本」を選択

8.キーボードを選択し「続ける」をクリック

9.Wi-Fiを選択し「続ける」をクリック

10.データとプライバシー画面で「続ける」をクリック

11.TimeMachineから復元するためここでは「今は情報を転送しない」にチェックを入れ「続ける」をクリック

12.Apple IDを入力し「続ける」をクリック

13.2ファクタ認証を設定している人は「確認コード」を入力します

14.利用規約をよく読み「同意する」をクリック

14.確認画面で「同意する」をクリック

15.アカウント作成画面にて必要な情報を入力し「続ける」をクリック

16.iCloudキーチェーン画面にてチェックを入れ「続ける」をクリック

私は「iCloudキーチェーンを使用」にチェックを入れました。
17.エクスプレス設定は必要に応じて設定し「続ける」をクリック

私は何もせず「続ける」をクリックしました。
18.必要な場合は「”書類”とデスクトップのファイルをiCloud Driveに保存」にチェックを入れ「続ける」をクリック

私は使っていないのでチェックを外してます。
19.Macを設定中の画面に移ります。

20.外観モードを選択し「続ける」をクリック

21.FileVaultにてディスク暗号化をしたい方はチェックを入れて「続ける」をクリック

私はFileVaultは使わないのでチェックを外しました。
FileVaultとは
FileVault(ファイルヴォールト)とは、macOSに搭載されているディスク暗号化機能である。Mac OS X v10.3で初めて搭載され、Mac OS X LionでバージョンアップされてFileVault2となった。Vaultとは英語でアーチ状の堅固な建築物を意味する。
出典:Wikipedia
22.自動で再起動しデスクトップ画面が表示されればMojaveのクリーンインストールは終了

モハーヴェ砂漠の背景が出ましたね。これでクリーンインストールは完了。
続いてTimeMachineからの復元です。

TimeMachineからの復元(移行アシスタント)
TimeMachineからバックアップデータの復元を行います。
正確に言うと、「移行アシスタントを使ってTimeMachineで取ったデータを移行(転送)する」でしょうか。
私の場合は丸っと戻すので、外付けHDDを接続しTimeMachineから復元すればOK。
1.TimeMachineで取得したデータが入っている外付けHDDをMacに接続します
2.Finderからアプリケーションを開き「ユーティリティ」を起動します

3.「移行アシスタント.app」を起動します

4.「続ける」をクリック

5.パスワードを入力し「OK」をクリック

6.画面が暗くなり「Mac、Time Machineバックアップ、または起動ディスクから」をクリック

7.しばらく待ちます

8.戻したいバックアップデータを選択し「続ける」をクリック

9.戻す項目にチェックを入れて「続ける」をクリック

特殊なことをしていなければ基本は全てチェックを入れてOKです。
10.各ユーザーの「パスワードを設定」をクリック

11.パスワードを入力し「パスワードを設定」をクリック

このMacには妻のアカウントもあるので、そちらも入力しました。
12.パスワードを設定すると「◯(緑色)」が付くので「続ける」をクリック

13.前項(#15)で作ったアカウントのパスワードを認証する必要があるため「認証」をクリック

14.パスワードを入力し「OK」をクリック

15.パスワードを設定すると「◯(緑色)」が付くので「続ける」をクリック

16.必要な場合はApple IDとパスワードを入力し「続ける」をクリック

私はiCloudを使うため設定しました。
17.移行が開始します

18.移行完了

「終了」をクリックするとログイン画面が表示され、完了です。
私のMacでは3時間かかりました。容量が多ければ多いほど時間がかかるので、時間に余裕をもって作業しましょう。

復元後の動作状況
復元後に動作確認を行ったところ、全部改善しました!
一番嬉しかったのは「文字入力時のタイムラグ」が無くなったこと。サクサク動きます。やっぱりMacはこうじゃなきゃ。いや、Windowsも同じか。
アプリの起動時間も戻りましたし、本体の熱もなくなったので非常に快適です。
また、クリーンインストールをする前よりもHDの容量が10GBほど軽くなりました。
これは意外なことだったので正直驚いてますが、その要因はよく分かっていません。
個人的に嬉しかったのがHyperSwitchが復活してくれたこと。
実は、MojaveにアップグレードしてからHyperSwitchが正常に動かなくなってしまったんですね。
でも、クリーンインストールしたら正常に動いたんです。
もし、OSアップグレード後に動かない場合はクリーンインストールを試すといいかもしれません。
そして、クリーンインストール後に再ログインが必要だったアプリ/サービスは、
- DropBox
- Sophos
の2つ。
Chromeの再ログインが不要だったのは少し驚きでした。全部のアプリを確認したわけではないので、自分が主に使っているサービスやアプリについては、IDやPWをメモしておいたほうが良さそうですね。
まとめ
今回は、MojaveのクリーンインストールからTimeMachineの復元方法をやってみました。
最初は、クリーンインストール自体がドキドキでしたが、やってみると意外と簡単でスムーズに終わってくれてホッとしています。復元も簡単でしたし。
おかげで不具合も解消され、さらにHyperSwitchも正常に動作してくれたので、時間をかけて良かったなと思いました。
Windowsと比べMacのほうが簡単にできることを知ってしまったので、さらにMacが好きになりましたね。
せっかくアップグレードしたので、引き続き「おじいちゃんMacBook Air」を使って行きたいと思います。
あ、本当はToutch ID付きのMacBook Proが欲しいんですけどね。
以上、「Macが重いのでMojaveのクリーンインストールからTimeMachineの復元をやってみた」でした!
では、良きMacライフを♪
