今回はラグビー日本代表の田中史朗選手についてご紹介します。
彼を一言で表すと『小さな巨人』です。
なんと、身長166cmという小柄な体格なんですね。
【ラグビーW杯】稲垣啓太は日本代表不動のプロップ!プロフィールと彼の強みでもご紹介した稲垣啓太選手との身長差は、なんと20cmもあります。
でも、日本人で初めてスーパーラグビーに参戦したのは、田中史朗選手。
さらに、そのスーパーラグビーで日本人唯一の優勝経験者でもあるんです!
小柄なのに、なぜそのような偉業を成し遂げているのでしょうか。
今回はその背景も調べてみました。
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田中史朗 プロフィール
名前:田中 史朗(たなか ふみあき)
生年月日:1985年1月3日(34歳)
出身地:京都府
身長:166cm
体重:72kg
血液型:型
学歴/所属:伏見工業高校(現・京都工学院)→京都産業大学→パナソニックワイルドナイツ→キャノンイーグルス。ハイランダーズ、サンウルブズ(’18〜19)
ポジション:スクラムハーフ(9番)
代表CAP数:70
愛称:ジャック、フーミン、フミ
記憶に新しい前回大会の「ジャイアントキリング」。
試合の立役者として「マン・オブ・ザ・マッチ」に選ばれています。
普段はひょうきんだが、初任給をUFOキャッチャーにつぎ込む一面も。
日本人唯一のスーパーラグビー優勝経験者。
彼のTwitterはこちら。
田中史朗の強みと持ち味
ここでは田中史朗選手の強みと持ち味をご紹介。
プロフィールにもあったように、代表CAP数は驚きの「70」。
そんなベテランが持つ強みと持ち味は「パス」と「豊富な経験」です。
FWとBKを繋ぐパス
ラグビーの生命線と言っても過言ではないスクラムハーフ(SH)。
FWが体を張って獲得したボールをバックス(BK)に繋ぐ役目を担うのが田中史朗選手の仕事です。
彼の持ち味は「素早い球さばき」と「正確なパス」。本人もスクラムハーフの仕事を「ボールを大事に
扱い、仲間にいいボールを出す。これに尽きる」と言うぐらい、パスを一番に考えてプレーしていることが分かります。
また、ラグビーには「パスで相手ディフェンスを割く」という言葉があるんですね。
たったパス1本でディフェンスを突破できる、そんなラグビーの楽しさを魅せてくれるのではないでしょうか。
大型スクラムハーフが増える中、身長166cmとお世辞にも大型とは言えない体格で、日本代表不動のスクラムハーフとして活躍。
代表CAP「70」ベテランの豊富な経験と勝負勘
2大会連続主将を務めるリーチ・マイケルでさえ代表CAPは62です。
田中史朗選手の「70」という数字が如何に凄いことなのか分かりますね。
そして、日本人初となるスーパーラグビー選手第一号なのも彼。
しかも、同じチームメイトだったオールブラックスのアーロン・スミスに「君がいたからラグビーを必死にやってここまでなれた。ありがとう。」と言わせるほど。
そんなベテランが、司令塔であるスクラムハーフで試合の流れを作り、今まで培った勝負勘で日本に勝利を呼び込んでくれるのではないでしょうか。
19才でラグビー留学
少し話は戻りますが、田中史朗選手は19才の時に、ニュージーランドへラグビー留学をしています。
当時はラグビースーパーリーグに参戦する日本人はひとりもおらず、さらに同年代の選手に圧倒されたそうです。
しかし、2011年のW杯、日本は1勝もできずプール戦で敗退。
そこから意識が変わったそうで、日本のラグビーを変えたいと思い、2013年に強豪のハイランダーズに移籍しました。
本人はこの移籍について「正直しんどかった」と吐露するほど大変だったようです。
しかし、そのおかげもあり、日本のラグビー界にいろいろな知識や刺激を持ってこれたそう。
その知識や経験が後の2015年イングランドで行われた対南アフリカ「ジャイアントキリング」につながるんですね。
こういう武者修行のような選手が今の日本のラグビー界を支えていることが分かり、胸が熱くなります。
娘は5才。嫁はバドミントンの有名選手
田中史朗選手はとある取材で自身の娘に対して「空中逆上がりを10連続している」とおっしゃっています。
5才で逆上がりをするのも難しいのに、地面に足を付かずに回る空中逆上がりを、10回も連続でこなすほどの運動神経。
さらに、将来は何かしらのスポーツをしてほしいとおっしゃっています。娘さんの将来にも期待したいですね。
そして、実は奥様も元スポーツ選手の田中智美(旧姓:作山)さん。
現役は引退していますが、講習会やイベントなどに参加し、バドミントンの普及に努めています。
#ミズノバドミントン アドバイザリースタッフに「#作山智美」さんが加わりました☆
現役引退後、二児の母としてバドミントン界に戻り、今後はイベントや講習会を行っていきますので、これからの活躍を楽しみにして下さい(^^)♪ pic.twitter.com/IbIA9o4IjG— ミズノバドミントン (@MIZUNOBADMINTON) July 26, 2018
【ラグビー】田中史朗はベテランの勝負勘とパスでベスト8を狙う
今回のW杯で3回目の出場になる田中史朗選手ですが、チームに一人でもベテランがいるだけで、他の選手は安心ですよね。
彼は身長が低く小柄な体格ですが、ラグビープレイヤーの中で、最も勇敢な小兵です。
代表CAP「70」というベテランの勝負勘と、海外のトップレベルでプレーし身につけたパスで、是非日本に勝利を呼び込んで欲しいですね。
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